2010年2月27日土曜日

講座「三島を学ぶ」開催しました



 今日は、「三島を学ぶ」の第4回がいまここカフェで開催されました。
 前回までの先生は、考古学に詳しい小柴吉男さんでしたが、今回と次回は、歴史に詳しい海老名俊雄さんに江戸時代(天保年間)に書かれた「参宮道中記」という古文書をテキストとしてお話していただいています。
 現在の三島町滝谷地区と柳津町の方々が、何日もかけて伊勢神宮までお詣りに行く道中の記録が書かれた「参宮道中記」。坂下、若松に始まり、宇都宮から江戸、小田原、浜松と、漢字の当て字で書かれた地名や文言を海老名先生がわかりやすく説明してくれたおかげで、聞いている私たちも当時の人たちと旅をしているような気持ちになってきました。
 今日は東海道の途中まで。文書に書かれたことのほか、時代的な背景の話が出てきたり、先生が初めて静岡に行った時の印象が語られたりしたこともあったからか、最後の質疑応答の時には「何日も行ったらお金も相当かかっただろうに、滝谷の人たちは金持ちだったのかな?」などという砕けた質問も出て、終始和やかな講義となりました。

 ちなみに今回の資料は昨日、くら&あおいが手作業で和綴じにしたもの。というより、実を言うとカワイ、不器用を地で行く男!?たぶん、角に小さな和紙を貼り付けて留めつける、とか、刺繍糸で本を綴じる、なんていうこと をやっても、「カワイくんはやらなくてもいいよ」といわれる結果になることが目に見えています。
 くらは美術系なので、その手のことはお手のもの。ワタクシあおいも、工作や手芸は得意とまではいわなくても、作ることは好きなので、和綴じの要領もすぐにつかめて、午後から始めた製本作業で30冊が出来上がりました。
 そうして出来上がった今回の資料、「今日の講座にはいけないのだが、資料を取っておいてほしい」という予約の電話まで来て、スタッフ一同頑張ってやった甲斐がありました。 

 「参宮道中記を読む」は、来月、後編が開催されます。3月20日(土)、午後2時から4時までの予定です。
 皆様のお越しをお待ちしています!
 

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